データを正しく読む力。相関と因果の混同・各種バイアスを理解します。
相関と因果は別物、ってさっき統計でやったやつだよね。
そうそう、それと並んでデータリテラシーで押さえておきたいのが各種バイアスなのよ。
シンプソンのパラドックスと並んで重要ね。
代表的なバイアス: (1)選択バイアス=サンプル選択の偏り、(2)生存者バイアス=成功者だけ見て失敗を見落とす、(3)確証バイアス=自説に都合のいい情報だけ集める、(4)アンカリング効果=最初の情報に引きずられる、(5)正常性バイアス=異常を見過ごす、など。
選択バイアスって、具体的にはどんなのぉ?
Webアンケート → ネット利用者に偏る、新規顧客のみ調査 → 既存顧客の声が抜ける、自発回答 → 強い意見の人が回答に偏る、など。
生存者バイアスのほうは?
第二次大戦の戦闘機の話が有名ね。
帰還した機体の被弾分析から『翼を強化すべき』と判断したのだけど、本当は撃墜された機体(エンジン被弾)こそ強化すべきだった、というお話。
確証バイアスは『仮説検証する時、自説に有利な事実だけ集める』癖。 これを防ぐには反証可能性を意識し、自説を否定する事実も能動的に探す姿勢が必要。
アンカリング効果って?
最初に提示された数字や情報に判断が引きずられる現象。 値引き交渉で最初に高い価格を提示する戦略の根拠。 データ分析でも、最初に出した結論にこだわって他の解釈を見落とす危険がある。
認知バイアスを意識し続けるのって、けっこう大変だね…。
そう、だからこそ複数人レビューやプレレジストレーション(分析計画の事前公開)、独立検証といった対策が重要になるの。
DS検定★ ではバイアスの種類と例の対応問題が頻出。
確認クイズ
成功した起業家の共通点を分析し『大学を中退した人が成功する』と結論づけた。 最も警戒すべきバイアスはどれか。
- 選択バイアス
- 生存者バイアス
- 確証バイアス
- アンカリング効果
こたえを見る
正解: 2. 生存者バイアス
生存者バイアス。 成功した起業家(=生存者)だけを見て『中退すれば成功する』と結論づけるのは、中退して失敗した人(=見えない母集団)を無視した典型的な生存者バイアスです。