DS検定の出発点は技術ではなく「倫理綱領」です。データサイエンティストとしての行動規範を最初に押さえましょう。
ねぇ先生、DS検定★ の勉強って統計とかPythonから始めるんじゃないの? なんで最初が倫理なの?
いい質問ね。
データサイエンティストは個人情報や機密情報を扱う仕事だから、データサイエンティスト倫理綱領が出題範囲の最初に置かれているの。
技術より先に「やってはいけないこと」を知る必要があるのよ。
DS協会のスキルチェックリストでも、行動規範はビジネス力カテゴリの先頭に位置づけられているわ。
具体的には、データの取り扱い・分析結果の説明責任・利益相反の回避・継続学習の責務などが含まれるの。
へぇ〜、お医者さんとかにも倫理綱領ってありますよねぇ。
データサイエンティストにも同じようなものがあるんですねぇ♪
つまり、データを扱う以上は『法律違反じゃないからOK』じゃなくて、『社会的に許される使い方か?』も考えるってことだね。
その通り。
例えば個人情報は法律上は同意さえあれば集められるけど、必要以上に集めない・公開リスクのある形で保持しないといった配慮が倫理綱領で求められるわ。
分析結果も説明責任の対象。
意思決定に影響するモデルの結論を、根拠とともに依頼者に説明できる必要があるの。
えぇ、お客さんに『AIがそう言ったので…』では通らないんですねぇ。
説明可能性って大事なんだぁ。
そうそう。
さらに、利益相反にも注意ね。
例えば自社の利益のために分析結果を歪めてはいけない、といった原則よ。
なるほどね! 試験では、ある状況での『最も適切な行動』を選ばせる問題が出そうだね。
その通り。
行動規範とスキルチェックリストに書かれた原則を、状況に当てはめて判断する力が問われるわ。
倫理は試験のために覚えるものではなく、現場で自分を守る盾にもなるの。
しっかり腹落ちさせておきましょうね。
確認クイズ
データサイエンティストの行動規範として最も適切でないものはどれか。
- 個人情報は必要最小限の範囲で収集・保持する
- 分析結果は依頼者に対して根拠とともに説明できるようにする
- クライアントの利益のために、分析結果を有利に解釈して報告する
- 新たな手法・知識を継続的に学習し技能を高める
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正解: 3. クライアントの利益のために、分析結果を有利に解釈して報告する
分析結果を有利に解釈して報告するのは利益相反かつデータの恣意的解釈にあたり、倫理綱領違反です。データサイエンティストは事実に基づき中立的に結論を伝え、必要なら『有意な差はなかった』とそのまま報告する誠実さが求められます。