第1種/第2種の過誤・検出力

仮説検定の2種類のエラーと検出力。A/Bテスト設計に直結する重要概念です。

仮説検定における2種類の過誤と検出力。実務で迷子になりがちな概念を整理します。

白峰 リリ(普段) 白峰 リリ

検定の『間違え方』って2種類あるんだって…

神楽 モニカ 先生(笑顔) 神楽 モニカ 先生

そうなのよ、第1種の過誤と第2種の過誤ね。 第1種はH₀が正しいのに棄却してしまうエラー(α)で、第2種はH₀が間違っているのに棄却できないエラー(β)。

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

覚え方としては、第1種は『慌て者の誤り』(差がないのにあると言う)、第2種は『見逃しの誤り』(差があるのに気づかない)、と整理するといいですね。

藍沢 しずく(普段) 藍沢 しずく

うぅ〜ん…どっちも避けたいですぅ。

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

それが、両方を同時に小さくはできない、というジレンマがあるの。 αを小さくする(慎重になる)と、βが大きくなる(見逃しが増える)のよ。

白峰 リリ(普段) 白峰 リリ

要は病気の検査でいう、α=偽陽性、β=偽陰性ってこと?

神楽 モニカ 先生(普段) 神楽 モニカ 先生

イメージとしてはそう。
検出力(power)= 1-β は『差があるとき正しく差ありと検出する確率』で、通常0.8以上が望ましいとされる。

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

検出力を上げる方法は (1)有意水準αを緩める(過誤のトレードオフ)、(2)効果量を大きくする、(3)サンプルサイズを増やす、の3つ。 実務では(3)の{kw('サンプルサイズ設計')}が現実的解。

藍沢 しずく(びっくり) 藍沢 しずく

わぁ、サンプルサイズって統計的に決められるんですねぇ。

神楽 モニカ 先生(普段) 神楽 モニカ 先生

そう、検出力分析(power analysis)というの。 効果量・α・βを決めれば必要なサンプルサイズが計算できる。 A/Bテストの設計で必須のツールよ。

白峰 リリ(普段) 白峰 リリ

よっしゃ、今度A/Bテスト計画するときは検出力分析やってみる!

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

DS検定では、α・β・検出力の関係を問う問題が頻出。
トレードオフと検出力=1-β はセットで覚えて。

藍沢 しずく(笑顔) 藍沢 しずく

暗記しますぅ♪

確認クイズ

ある仮説検定で α=0.05、β=0.20 のとき、検出力はいくらか。

  1. 0.05
  2. 0.20
  3. 0.80
  4. 0.95
こたえを見る

正解: 3. 0.80

0.80。 検出力 = 1-β = 1-0.20 = 0.80。 これは『差が本当にある場合、80%の確率で検定が有意差あり、と検出する』ことを意味します。 通常0.8以上が望ましいとされます。

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