確率分布(ベルヌーイ・二項・ポアソン)

離散型確率分布の代表3つ。期待値・分散・典型的な使い所を整理します。

離散型の代表的な確率分布3つ。試験で名前と特徴を問われます。

白峰 リリ(しょんぼり) 白峰 リリ

確率分布ってたくさん名前あるよね…どこから覚えればいいの?

神楽 モニカ 先生(笑顔) 神楽 モニカ 先生

まず離散型の3つ、ベルヌーイ分布・二項分布・ポアソン分布から押さえましょう。

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

ベルヌーイ分布は1回試行で成功(1)/失敗(0)の確率分布。
コイントス1回ね。 P(X=1)=p, P(X=0)=1-p。 E(X)=p, V(X)=p(1-p)。

藍沢 しずく(笑顔) 藍沢 しずく

シンプルですねぇ♪

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

二項分布は『ベルヌーイ試行をn回繰り返したときの成功回数X』の分布。 P(X=k) = nCk·pᵏ(1-p)ⁿ⁻ᵏ。 E(X)=np, V(X)=np(1-p)。

白峰 リリ(普段) 白峰 リリ

コインを10回投げて表が何回出るか、みたいなやつ?

神楽 モニカ 先生(普段) 神楽 モニカ 先生

そうそう。
確率p=0.5、n=10、表回数Xなら E(X)=5回、V(X)=2.5、σ≈1.58になるのよ。 8回以上表が出る確率は?
と問われたら、P(X=8)+P(X=9)+P(X=10)を計算するの。

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

ポアソン分布は『稀な事象が単位時間にk回起こる確率』。 P(X=k) = e^(-λ)·λᵏ / k!。 E(X)=λ, V(X)=λ。 平均と分散が等しいのが特徴ね。

藍沢 しずく(普段) 藍沢 しずく

ポアソンってどんなときに使うんですかぁ?

神楽 モニカ 先生(普段) 神楽 モニカ 先生

1日のWebサイト訪問者数、1時間のコールセンター着信数、1ヶ月の事故件数など、稀な事象の発生回数のモデルとして使うのよ。

白峰 リリ(普段) 白峰 リリ

二項分布で n が大きくて p が小さいときは、ポアソン分布で近似できるって聞いたよ!

紅林 かえで(普段) 紅林 かえで

よく知ってるわね。
ポアソンの極限定理って呼ぶのよ。 λ = np とすれば、二項 ≈ ポアソン になるの。

藍沢 しずく(笑顔) 藍沢 しずく

しっかり覚えますぅ♪

二項分布の例: コインを10回投げて表が3回出る確率
  P(X=3) = 10C3 · 0.5³ · 0.5⁷
         = 120 · (1/8) · (1/128)
         = 120 / 1024
         ≈ 0.117  (約11.7%)

ポアソン分布の例: 1日平均5件のクレーム電話で7件来る確率(λ=5)
  P(X=7) = e^(-5) · 5⁷ / 7!
         ≈ 0.00674 · 78125 / 5040
         ≈ 0.104   (約10.4%)

確認クイズ

ポアソン分布の特徴として正しいのはどれか。

  1. 平均と分散が等しい
  2. 離散型ではなく連続型
  3. 値の範囲が0と1のみ
  4. 正規分布と必ず一致する
こたえを見る

正解: 1. 平均と分散が等しい

平均と分散が等しい(共にλ)のがポアソン分布の最大の特徴です。離散型分布で、値は0以上の整数を取り、稀な事象の発生回数モデルとして用いられます。

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