確率変数の中心位置(期待値)とバラつき(分散)。確率分布を理解する基礎です。
宝くじの期待値ってよく聞くけど、計算するとどうなるの?
いい例。
期待値E(X) = Σ(値 × 確率) で、確率変数の『平均的な値』を表すの。
宝くじを単純化して、賞金1億円が当たる確率が1/1000万、外れの0円が9,999,999/1000万、1枚300円とするわね。
賞金の期待値は 1億 × 1/1000万 = 10円か。
1枚300円かかるんだから、買うほど損する仕組みってことだね!
そう、これが期待値の使い方。
続いて確率変数Xの分散は V(X) = E((X - μ)²) = E(X²) - μ² で計算するわ。
公式が2つもあるんですねぇ。
そう、後者の分散の交換公式 V(X) = E(X²) - {E(X)}² は計算に便利。
分散って単位が元のXの二乗になるから、ちょっと扱いにくいよね。
そのために標準偏差σ = √V(X) を使うの。
Xと同じ単位になって解釈しやすい。
期待値の性質に、なにか決まりってあるんですかぁ?
よく出るのが {kw('線形性')}よ。
E(aX + b) = a·E(X) + b、E(X+Y) = E(X) + E(Y)ね。
あと V(aX+b) = a²·V(X) (定数bは分散に影響しない)も重要。
DS検定では、期待値の線形性を使ったシンプルな計算問題が頻出よ。
線形性、しっかり覚えますぅ♪
サイコロを1回振るときの期待値・分散:
X ∈ {1,2,3,4,5,6}, 各確率 1/6
E(X) = (1+2+3+4+5+6)/6 = 21/6 = 3.5
E(X²) = (1+4+9+16+25+36)/6 = 91/6 ≈ 15.17
V(X) = E(X²) - {E(X)}² = 15.17 - 12.25 = 2.92
σ(X) = √2.92 ≈ 1.71
確認クイズ
確率変数 X の E(X) = 5, V(X) = 4 のとき、Y = 3X + 2 の分散 V(Y) はいくらか。
- 12
- 36
- 38
- 14
こたえを見る
正解: 2. 36
36。 V(aX+b) = a²·V(X) より V(3X+2) = 3²·4 = 9·4 = 36。 定数bは分散に影響しないことに注意。